
多品種の野菜を全て有機JAS認証作物として育て、その一部を農場横にある直売所とカフェ灯里にて提供している小笠原農園。”食べる”がすぐ近くにあるからこそ、作物への意識も変化してきた。

| 住所 | 北海道幕別町 |
|---|---|
| 面積 | 18ヘクタール(全圃場有機JAS認証) |
| 品目 | 馬鈴薯、小麦、大豆、小豆、レタス、スイートコーンほか |
| 使用小麦 | キタノカオリ |
“おいしくて健康的な野菜”を作りたいと考えたら、自然とオーガニックに生きついたという感じで、目指す生き方にも似ていると思います。化学肥料が余分だと野菜のえぐみが出るし、人の体内にもなるべく残らないほうがいい。量を減らせば、えぐみもなくなりおいしくなって、体の負荷も少ない。そうしたことを考えて、段階的に減らしていって、最終的には有機資材を使って全種類の野菜を作ることになっていきました。

オーガニックでやる以上、一般的な薬剤には頼れなくなる。作物にとって、何が足りていないのかをよく観察して、『元気に育てる』ことに重点を置いています。とは言え、やはり雑草と病気は課題。家族総出で草取りをすることも。病害虫には食酢、ブドウ糖、重曹などを使って対応できています。
「作って終わり」ではなく、食べた人に健康になってもらうこと、までを目標にしてきました。全国のスーパーや百貨店に並べてもらっていますが、妻が直売所やカフェを始めて、さらに畑からの距離が近くなったと感じています。

自分の生き方にとっても、大切なことを与えてもらったと思っています。これからも作るだけでなく、オーガニックを軸とした循環型の社会を目指していきたいですね。

有機農業は、決して楽な道のりではありません。 天気に振り回される日も、思い通りにいかず畑で立ち尽くす日もあります。それでも、土が少しずつ本来の力を取り戻し、作物が力強く育つ姿には、何事にも代えられない喜びがあります。 そしてその作物は、きっと誰かの暮らしを豊かにし、未来を明るくすると信じています。 どうか焦らず一歩ずつ進んでください。